2015/03/10

Yo! Sushi / ヨウ!寿司

フルーツを買いにパディントン駅にやってきたら、駅の構内で回転寿しを発見した。ホームから連続した空間で回転寿しを食べる感覚は理解できない。ここの経営者もきっと日本人ではないのでだろう。

Taro Restaurant / 太郎

「もうイギリス食は食べたくない」という娘の希望で、今日からの晩ご飯は日本食に決定。Wさんに教えてもらったコヴェント・ガーデン近くの「太郎」にやって来た。

メニューの日本語、醤油差しに一安心。でも、日本人の客はいない模様。
注文したのは、鳥の照り焼き丼弁当と鮭の照り焼き丼弁当。飲み物はキリン一番搾りと日本茶。日本茶をお金を払って飲むというのは初体験。
店員は日本人ではないので、注文は英語だけど、メニューは日本語で楽チンだった。


最初にやって来たのは味噌汁。第一印象は「えっ、レンゲで飲むの?!」。ひと口飲んで更にびっくり「出汁がないの?!」出汁の味がまるでない味噌をお湯で薄めただけの味に驚愕。見た目は日本の味噌汁と同じだけど、生まれて初めての食べ物だった!

お弁当に盛り付けられているのは、刺身、寿司、もやしに枝豆と照り焼き丼。刺身は鮭とマグロの赤身で、東京の安居酒屋と同レベルで一安心。でも刺身の裏には沢庵が...
更にメインの照り焼き丼も、一旦塩胡椒で唐揚げにして照り焼きのたれがかけてある。ご飯と照り焼きの間には、玉ねぎとピーマンの炒め物が入っており、これも新鮮な組み合わせ。丼とは言えない食べ物だったが、玉ねぎとピーマンの炒め物は意外と美味しかった。

以上で32.6ポンド、約6千円とはやはり高いが、得体の知れないイギリス飯を食べるリスクを回避するためならしょうがないかと諦める。

Tower Bridge / タワー・ブリッジ

ロンドン塔から歩いてタワー・ブリッジに移動。こちらもチケット売り場でロンドン・パスを見せて入場。入場すると直ぐにエレベータで上のフロアまで上がって、タワーブリッッジの生い立ちを映像でお勉強させられる。当然、無視!(笑)


映画を見た次は橋の上側にかけられた歩道を歩いて反対側に渡った。一部ガラス張りになっているところがあって、こわごわガラスの上に乗ってみた。分かっているのに、下側に鉄骨があるところにしか足が載せられない。(笑)



橋を渡って、橋の反対側の地上に降りたら塔の下にある機械室を見学してコースは終了。お土産屋さんもこの機械室の続きにあった。

一日、あちこち回って歩き過ぎたので、対岸の公園で一休みしながら次の行き先を考える。夕食はバスに乗って、コヴェント・ガーデン方面に決定。

Tower of London / ロンドン塔

観光のペースが予定よりも早いので、ロンドン塔とタワーブリッジも見学することにして、またまたTubeでKings CrossからCircle LineでTower Hillに移動した。
ここロンドン塔もロンドン・パスで入ることができる。まあ、チケットを買う列もできていなかったので、ファスト・パスのありがた味はなかったけど。

傭兵ビーフィーターが城内のガイドツアーをやっているが、当然英語なので着いて行かない(着いて行けない)。

ロンドン塔にはバッキンガム宮殿と同じ衛兵さんが2人いた。衛兵交代も小規模ながらやるらしい。

ジュエル・ハウスには「アフリカの星」という世界最大級のダイアモンドがある。一箇所に立ち止まらないよう、動く歩道に乗って見るという何とも不思議な見学体験だった。

ロンドン塔からはタワー・ブリッジが良く見える。この景色は100年以上変わってないのかなぁ。

ロンドン塔中央にあるホワイト・タワーにはたくさんの甲冑が展示されていた。ここの展示は、展示に飽きても全ての順路を回らないと外に出られないようになっていて、最後の方では少し呪った。


Platform 9 3/4 / 9と4分の3番線

続いては娘のリクエストで、GreenwichからBankまでをDLR(Docklands Light Railway)に乗り、BankでTubeに乗り換えてKing's Crossに到着。DLRは日本の新交通システムと同じような電車で、郊外な雰囲気のグリニッジからロンドンの中心部まで、街の景色が変わるのを眺めるのは楽しかった。途中にはチャリンコを持って乗る人もいた。

King's Crossにはハリー・ポッターで有名なPlatform 9 3/4があって、壁の通り抜けごっこをやらせてくれる。娘の数人前にごっこをやった外国人のカップルはノリノリで周りも大ウケだった。


King's Cross駅の隣にはドーバー海峡を渡るユーロスターの出発駅であるSt. Pancras駅がある。こちらの駅舎もハリー・ポッターの映画で使われたらしい。

Old Royal Observatory / グリニッジ天文台

Greenwich Pierで船を降りて、グリニッジ天文台(旧王立天文台)に向かう。グリニッジ・パークは広々とした本当に気持ちのよい公園だった。

グリニッジの丘からロンドンの中心部を眺める。あの大都会からほんのわずかな距離で、こんなにも広々とした公園が広がるなんて、イギリスの豊かさを垣間見た気がする。

ここの入場券もロンドン・パスで引き換え。


子午線をまたいで記念写真。右半身は西半球、左半身は東半球。日本の四隅を征服するのが目標だったのに、それを達成する前に世界の中心に来てしまった。早々に残りのひと隅である宗谷岬にも行かなければ(笑)

本当はこちらのモニュメントの前で記念写真を撮るべきだったのかもしれない。でも、こっち側だとどこの写真か分からない。



Thames City Cruises / テムズ川クルーズ

ウェストミンスター寺院の後、テムズ川にあるCity Cruiseのチケット売り場に行き、ロンドン・パスを見せてCity Cruisesの1日乗り放題チケットを発行してもらった。並んでいたチケット購入者の多くがロンドン・パスを持っていたようだった。


ちょうど10:15の船が出るところで、待ち時間なしにグリニッジに向けてクルーズが始まった。

ビッグベンを後ろに見ながら、Westminster Pierを離れる。いい天気になってよかった。

Westminster Pierの対岸、London Eye Pierに接岸して乗客を乗せた。この後、テムズ川で船の向きを変えるのに時間がかかり、Westminster Pier出発後15分ぐらいはWestminster近辺でウロウロしているような感じ。

Sohoの街並みが左岸に見えてきた。ハイドパークより西側に高いビルがないのと比べると、別の街のよう。

セント・ポール大聖堂が見えてくる。船ではガイドのお兄さんが説明をしてくれているのだけど、英語でかつ遠くてよく聞き取れないので、何を聞いたかすっかり忘れた。

セント・ポール大聖堂に向かうミレニアム・ブリッジをくぐる。それぞれの橋をくぐる時には、誰かが橋の上から手を振ってくれていた。

「ロンドン橋落ちた」で有名なLondon Bridgeは普通のコンクリート橋だった。

次の停船はロンドン塔近くにあるTower Pier。反対側には軍艦を博物館にしたHMSベルファスト号が停泊しており、その向こうには新しいロンドン名所のThe Shardがそびえ立っていた。


Tower Pierを出ると、Tower Bridgeをくぐって最終目的地であるGreenwich Pierに向かう。テムズ川の両岸にはお金持ちの住んでいそうな建物が続いていた。



日差しは暖かいけど甲板上の風が寒いので下に降りた。下の部屋は暖かくて快適、しかも景色も良く見えるので、ずっとここにいてもよかったかもしれない。




Westminster Abbey / ウェストミンスター寺院

Lancaster GateからBond Streetで乗り換えてWestminsterに到着。Westminsterは大きな駅で出口が分からずウロウロしたが、駅構内の掲示板を確認して無事ウェストミンスター寺院方面に出ることができた。国会議事堂周辺を警備するお巡りさんの前を歩いて行くと、ウェストミンスター寺院が見えてきた。


到着したのは開門の少し前だったが、入り口に向かって列ができていた。ロンドン・パスがあるので、チケットの心配はしないで、そのまま列の最後尾に並んだ。


入り口でパスを示したら、入場チケットに交換してくれて、無事に入場できた。

内部の説明は当然ながら英語ばかりで、内容はよく分からなかった。日本語オーディオガイドを借りればよかったと反省。教会は外から見て想像したより広くて荘厳だった。



 内部は写真撮影禁止だったが、西側正面の写真を撮り忘れたことに後で気づいた。
以下はWikipediaからの引用。

西側のファサード
Westminster Abbey - West Door




















教会の内部
Westminster Abbey Interior