2015/03/20

Rome Fiumicino(FCO) to Tokyo Narita(NRT), AZ784

搭乗前、言われた通り、アリタリアのカウンターに地上係の人が来たところで、座席変更のお願いに行く。すると「わかりました、調整できたらご連絡します」と。
その後、搭乗が始まる少し前に放送で呼び出しがあって、座席を並びの席に変えた新しいボーディング・パスを渡してくれた。チェックインのおばちゃんありがとう!


往路のANAと比べると、アリタリアの777はちょっと古くて、座席の間隔が狭くて、テーブルがガタついて、液晶TVが小さくて、CAのおばさん達がちょっと怖かった(笑)
飛行機の中は、映画を見ながら寝たり起きたりして過ごした。
食事はイタリアンを頼んだけど、当然ながら今回の旅行中で一番おいしくないイタリア料理。

朝食のチーズは美味しかった。この後、予定通り成田空港に到着し、羽田空港にリムジンバスで移動した。

羽田に移動してから、この旅行最後の食事はうどんと親子丼。娘は山菜うどん。2週間ぶりに味わう出汁の味にほっとした。


この後、広島に帰る娘を羽田で送って、2週間という長い旅が終了。最後は、寂しさを感じる暇のないドタバタ劇、一生忘れることのできない旅になった。

Check in AZ784

11:30の少し前、アリタリアのチェックイン・カウンターに行くと、すでに50名程の行列ができていた。ローマ〜成田便とローマ〜関空便が同じ列に並んで、それぞれのカウンターに進むようになっていた。

2〜30分程待って順番が回ってきた。
アリタリアの便名AZ784を書いたメモを見せて「ルフトハンザから便変更している。座席は隣り合わせで取って欲しい。」と伝えると、地上スタッフのおばさんがカチャカチャキーボードを叩いて調べてくれた。
「残念だけど、隣り合わせの席はないです。」と言った後で、キーボードをカチャカチャ。なんかまずそうな雰囲気だなぁと思っていると「あなたの荷物は2個ですか?」と質問が。
娘のスーツケースが1個、自分のが2個で合計3個あることが問題になった。
ああ、やっぱり引っかかったか。スターアライアンス・ゴールドで荷物は2個までOKだけど、チケット上は荷物は1個だからなぁ。

「ルフトハンザならスターアライアンス・ゴールドで2個まで大丈夫なのだから、ルフトハンザの都合で変更した便でも2個まで大丈夫のはずだ。」と言ったが「うちはアリタリア、スカイチームじゃないとダメです。」と予想通りの答えが返ってきた。
「いくらするの?」と聞いたら200ユーロと。「それは高すぎる!」と言うとおばさんも「確かに高すぎる。」と同意してくれる。そして、あちこちに電話したり、隣のカウンターの主任っぽい人に相談したり、キーボードをカチャカチャやって調べてくれた。この間、やりとりを含めて20分ぐらい。結局ダメだと言われたけど、ずらっと人が並んだところで長時間粘るのも限界、「ありがとう、200ユーロ払う。」と言うしかない状況。

このカウンターのおばさん、ボーディング・パスを渡すときに「搭乗が始まる少し前、カウンターにこの服、このスカーフをした人が来たら、座席を隣り合わせに変更して欲しいと言えば席を融通してくれるはず。」と教えてくれた。とってもいい人だった!

Per l'aeroporto di Fiumicino / フィウミチーノ空港へ

ホテルからフィウミチーノ空港までの移動はホテルで頼んだ旅行客専門の業者さん。10人乗りぐらいのバンで迎えに来てくれた。
空港に向かう途中、カラカラ帝の大浴場跡が見えたときと旧市街の城壁を抜けるときに、「あぁ、ローマからサヨナラするんだなぁ」と少しセンチになった。
車は渋滞に巻き込まれることもなく、高速を通って40分程でフィウミチーノ空港Terminal 3に到着した。

空港ロビーにあるアリタリア航空の案内所で便名を伝えると、11:30からチェックインを始めると教えてくれた。
予約変更のメールは届いたが、チェックインするまでは安心できない。待合室で2時間弱の落ち着かない時間を過ごした。


Call Center / コールセンター

最後のディナーから帰った後、帰国の荷造りをして早めに寝たら、午前1時過ぎに目が覚めてしまった。午前1時といえば日本時間の朝9時、丁度コールセンターが受付を開始する時間ということに気づいて、日本に電話することにした。

まず、ルフトハンザのコールセンターに国際電話をかけたが、「ただ今混み合っております」というテープの応答が繰り返されるだけで、オペレータにつながる気配なし。20分以上待ったとことで諦めて電話を切った。
続いてANAのコールセンターに電話をすると、こちらはすんなりつながった。ANAのサイトで予約したチケットなので、ルフトハンザ便でも予約変更をやってくれるとのこと。ただ、同日での予約変更は難しいので1日延びてもよいか?と聞かれる。日本に帰れれさえすれば1日位どうでもいいやと、「1日延びてもいいです」と答えると、「チケット手配しますのでしばらくお待ちください」と言って電話の向こうでキーボードをカタカタする音が。しばらく待った後、電話から「申し訳ございません、明日の便も空きがありません。一旦お預かりさせていただいてよろしいですか?」と。
「あー、明日も無理なの?!」と思いつつ、便の変更をお願いし、携帯の電話番号を伝えて電話を切る。

やっぱり無理かなぁと思い始めたところで、日本からの電話ならルフトハンザにもつながるのではないかと思いつく。ヨーロッパでスト真っ最中の時期に、国際電話でかけて来るのは面倒なことを言う客ばかりということで後ろに回されているのではないか?というゲスな勘ぐり。
さっそく自宅にいる下の娘に電話して、状況を説明してルフトハンザに予約便変更の電話をするよう依頼した。
すると1時間後に連絡があって、何とローマ〜成田の直行便に変更できたとのこと。直行便なので、ローマを少し遅く出ても成田には2時間ほど早く着く。結果、予定通りの時間には羽田に到着できて、娘の予約している羽田〜広島便にも遅れない。
おー、奇跡的な大逆転劇!これで予定通りに帰ることができる!

ここまで頑張って、時間は夜明け前の4時頃。寝てる暇もないのでそのまま服を着替えてしまうことに。この最後の日を半徹にしたおかげで、日本に帰ったときの時差ぼけはほとんどなかった(笑)