2017/05/01

晩ご飯

晩ご飯のためにおもろに帰る。そろそろ天気も下り坂、雲が増えているので夕日は近くのナンタ浜から見ることにして、安心してビールを飲む。


19時ごろにおもろを出てナンタ浜に向かうと、ギリギリ丸い夕日を見ることができた。最後の300mは走ってゼエゼエ。


与那国めぐり / インビ岳、南牧場

サンニヌ台から立神岩の展望台に移動。ここは涼しい風の吹く休憩(お昼寝)スポット。行くと、何やら見たことのありそうな人影が。おもろの宿泊客、勝■さん。「ここ涼しくていいですよね。」なんて話しをしていると、ひとり旅の女の子が展望台にやって来た。おっさん二人がいて居心地が悪かったのか、女の子はすぐに駐車場の方に戻って行った。見ていると、乗っているのはママチャリ。背中をピンと伸ばしてさっそうと漕いで行く姿にびっくり。このアップダウンお厳しい島でママチャリなんて!ああ、電動か。
おっさん二人でしばらくくだらない話をした後、「あの女の子に会えるかどうか、別々に行きましょう。」とめいめいに出発。辺境の地を守る電波レーダのあるインビ岳を目指す。


インビ岳から南牧場に。ドクターコトーがチャリを漕いだ、ドラマのまんまの景色。



最後は西崎まで来て、台湾が見えないことを確認した後に久部良漁港を眺める。
祖納に帰る途中、久部良漁港の信号の所でさっきの女の子がスマホを見ているのに遭遇。やっぱ電動チャリ。


与那国めぐり / 軍艦岩

軍艦岩は昔の遊歩道が立ち入り禁止になっているが、立ち入り禁止の看板の先で柵に隙間があって、入ってくださいと言わんばかりの状態...
進入禁止の遊歩道を進むと、テッポウユリの向こうに軍艦岩が見えて来る。


さらに進むと、サンニヌ台の崖下に軍艦岩。サンニヌ台の岩は方形、層状に割れ易い特性がある模様。この岩場が海底の海底遺跡に繋がっているということは、海底遺跡は自然の造形物である可能性が高いということかな。



この辺りの石は表面がツルツルで雨の日はすべり易そう。また、岩自体も脆そうなので、良い子は入らない方がよいと思われる。



与那国めぐり / 六畳ビーチ、アヤミハビル館

ご飯の後は六畳ビーチで読書と洒落込むことに。お店でポテチとお茶を買い、おやつ持参でバイクを走らせる。昔は分かりにくかった六畳ビーチの入り口も今は整備されていて、迷うこともない。久しぶりに来た六畳ビーチは、断崖が思いの外高く、崖のくだり道が分からない。少しうろついて、人の道ができていることを発見。リュックを背負って崖を降りた。写真の土の部分はまだいいけれど、隆起サンゴ礁のトゲトゲの岩肌を下るところは結構きつい年齢になってきた。


半分降りたところで写真を1枚。浜まで降りると誰もいない、真っ白な砂浜が広がっていた。岩陰に入って、ポテチを食べながら読書すること1時間。途中、若者が2名やってきて、スノーケリングをしていた。



続いては、女将さんに「明日は休館日だから、今日行ってね。」と言われたアヤミハビル館。現地で「アヤミハビル」と呼ばれる世界最大級の蛾「ヨナグニサン」を始め、与那国島の生き物を展示している。
 最初に与那国のこと、アヤミハビルのことを教えてくれるビデオを見せてもらって、展示物でお勉強。カップルで来ていた女の子から「すごいですよ、あそこに本物がいましたよ!」と教えてもらうが、何のことか分からない。職員の人が来て教えてくれたのが、この写真の「アヤミハビル」。カゴにも入っていないので標本だと思っていたけど、生きている成虫だとのこと。夜行性だから昼間はこの状態でも逃げないとのことで、夜になる前に羽をクリップで止めて飛べなくするらしい。結構残酷。標本のくすんだ色とは全然違う鮮やかな色に感心。


アヤミハビルのマユで作った小銭入れ。女将さんから聞いた話では、空港で土産物として売っていたらしい。


 外に出るとヤギが。駐車場には「発車時には車下のヤギにご注意ください」との看板がある。



お昼ご飯 / 橙Cafe+

お昼ご飯のため、立神岩から久部良漁港の海人食堂バイクを走らせたが、店の入り口には「本日定休日」の看板(涙)
祖納に帰ってお昼ご飯の店を探すことに。結局、おもろの近所の橙Cafe+に入る。
食べたのは、なんとかのキーマーカレー。ひと口食べた後で写真を撮ってないことに気付く。食べたところにスプーンを置いてごまかしたつもりになったが、余計にだらしない写真になった。


カレーは美味しかったけど味が濃くて、一日中キーマーカレーの香りが胃袋からただよって来た。
聞いた話では、店長は北海道の人らしい。他にも雑貨さくらの奥さんも北海道。北海道の人にとっての最西端には、特別な何かがあるのだろうか?

与那国島めぐり / 西崎、南牧場、立神岩

続いては日本最西端の地、西崎。西の海をしばらく眺めるが、今日も台湾は見えず。


展望台の壁面に描かれているこんな台湾を見てみたい!


西崎から南牧場に入る。空と海と原っぱのコントラストが最高!
南牧場の真ん中辺りには、町を二分する大論争になった自衛隊の駐屯地がある。リゾートホテル風な外観だけど、門の中には迷彩色のお兄さんが立っている。



与那国島のシンボル立神岩。この周りの海の色も最高。



今回は観光客がとても少ない。例年ならそれぞれのスポットで2、3組の観光客に会うのが普通なのに、今年はひとりも会わないことが多い。5/1、2が平日だからなのか?

与那国島めぐり / 北牧場、ダンヌ浜

朝ごはんを食べたら、反時計回りの与那国島めぐりに出発。
まずは、馬鼻崎にある北牧場へ。朝の東崎もそうだったが、今年は何故か馬も牛も少ない気がする。


「渡難ブルー」の海の美しさに心が和む。


朝一便の石垣便の時間に合わせて滑走路の西端で待機。が、風が逆向きのため西から東に飛ぶみたいで、滑走路をこちら側に走行して来て回転。飛行機の飛び上がるところを写真に撮ろうと思ったのに、残念。


与那国ホンダで借りたバイクは30kmしか走っていないバリバリの新車。与那国オリジナルのナンバープレートが可愛い。



続いてダンヌ浜に移動。いつ来ても誰もいない美しい浜。「世界一美しい」と言われる公衆トイレも改修されてきれいになっていた。旅行前には心配した天気は晴天!



日本で最後の朝日

朝の5時半に各部屋で目覚ましが鳴っている。ああ、みんな朝日を見に行くんだ。めいめいに支度をして東崎に出発。現地でおもろの客が再集合するころには、東の空が明るくなり始めていた。


駐車場から東崎の先っぽの灯台を目指して歩く。草原は馬と牛のウンチの地雷だらけ。避けては歩いたが、ビーサンの足には多少の被害もあったと思う(が、考えないことに)。
6時12分、太陽が水平線から顔を出した。






ここまで太陽が登るのに15分 と少し。きれいな夕日はなかなか見られないけど、朝日はいつもきれいに見える不思議な島。振り返ると、朝日を浴びるサンニヌ台。なんか幸せな気持ち。


おもろに帰っておいしい朝食。真ん中の豆腐はジーマーミー豆腐。