2012/09/15

照月の会席膳

予約時には、夕食は食堂と書かれていたが、お部屋にお持ちしますとのこと。
なんか団体の席が準備されていたので、一人で食べる場所がなかったのかもしれない。
まあ、部屋ご飯もたまにはいいかなぁ。



部屋のテーブルに運び込まれたお料理は、花咲蟹一杯、ウニの茶碗蒸し、エビとホッキ貝のお刺身、銀鱈の西京焼...
支配人が全ての料理について、食材と調理方法を説明してくれたけど、すっかり忘れた。
花咲蟹は少し味の濃いカニで、蟹味噌は絶品。カラが固いので、丁寧に切れ目を入れてあるのがありがたかった。
油分が多い所が、与那国で食べたヤシガニと似ていて、最東端の旅館で最西端の居酒屋を思い出して、一人ほくそ笑む。
どれも美味しい料理だったが、ボリュームが多くて、途中から、ただひたすらに食べて完食。

根室港

することもないので、女将さんの勧めに従って、根室港に向けてお散歩。
歩いて5分ほどで、海岸に到着。



ウミネコとカモメが飛んでいるが、人影は見えない。
廃屋がグレーの海と空にマッチして、果ての地に来ちゃった感を盛り上げてくれる。
もう少し歩いて、港の方に進むと、サンマ祭りの跡が見え、かすかにサンマの臭いがした。


ホント、もう3時間早く来ていれば、おいしいサンマが食べられただろうに...

旅館照月

根室駅からタクシーで5分ほど走って、旅館に到着。


玄関を開けると、女将さんとおぼしき人がでてきて、ご挨拶。
ついさっきまで根室のサンマ祭りをやっていたのに、もう少し早くおいでになったらよかったのにと、とても残念がられる。


納沙布岬観光は、路線バスでは時間が合わなくてダメだったことを話したら、レンタカーとタクシーの時間、料金を調べて来ますとのこと。
レンタカーはサンマ祭りの観光客で出払っていてダメ、タクシーも結構高いのでダメ、結局、翌朝の定期路線バスが一番ですよと、教えてもらった。
タクシーのことを「営業車」と呼ぶのが根室流みたいで、最初は何を言っているのか分からなかった。

根室駅

バスは根室駅前にある根室バスターミナルに到着。
納沙布岬観光について、バスの切符売り場のお姉さんに聞くと、路線バスでは接続が良くないので、明日朝の定期観光バスにした方が良いとのこと。

特にすることもないので、帰りの電車の切符を買いに根室駅に行く。


根室駅は日本最東端の有人駅。根室駅の次にある根室東という駅が最東端の駅らしい。
明日、東根室も通過するから、日本最西端(沖縄ゆいレールの那覇空港駅)、最南端(同じくゆいレールの赤嶺駅)と、最北端を除く3駅を制覇したことに。

根室交通 中標津空港連絡バス

中標津空港から根室行きの連絡バスに乗る。
3列シートのゆったりした客席に乗客はひとり。
根室に行く人なんていないってことか?

ソフトバンクは圏外が続く...
根室に近づき、グレーの海と空が広がる。
いよいよ端っこな雰囲気が増して来た。

2時間近く乗って、ようやく根室に到着。
これで、たったの1,830円。安い!
でも遠い...

中標津空港

定刻通り根室中標津空港に到着。
最東端の空港は、最西端より少し大きい、木の香りのする空港でした。

ANA4833

中標津行きANA4833便を弁当を食べながら待つ。


機材はBoeing 737-700。
北海道の飛行機は小さくても割と新しい機材が多い気がする。
八重山だと、737なら737-300が中心、この違いは何だろう?

飛行機に乗ってるからあたりまえなんだけど、晴れて来たような錯覚が...
中標津に着くころ、地上はやっぱり曇りでした。