2015/03/18

Giolitti / ジョリッティ

昼食が遅かったので、晩ご飯はホテル近くのスーパーで調達した。ホテルへ帰る途中には、ローマ中に名を知られたジェラートの老舗ジョリッティがある。昼間は長い行列ができているけど、20時にもなるとガラガラ。

最初にレジで大きさを選んでレシートを買ってから、ジェラートのカウンターでジェラートを選ぶ。2〜30種類ものジェラートがあるので、選ぶのが大変。最後に生クリームを乗っけて終わりになるが、3フレーバーは想像以上の大きさだった。ピスタチオ以外に何を選んだかすっかり忘れた(笑)


ホテルに帰りながら食べたけど、当然食べきれず。ホテル前、モンテチトーリオ宮の前でポリスに見られながら完食した。ジェラートはもちろん、コーンもとても美味しかった。垂れるジェラートで手がネチャネチャになるのが唯一の欠点(笑)

Pizzeria la Fontana / 遅い昼食

フォロ・ロマーノ、コロッセオの観光でお昼ご飯を食べられなかったので、コルソ通りのBarで遅い昼食を取ることにした。

何気なくビールを頼んだら中ジョッキだった(笑)

ピッツァナポリとペンネアラビアータ。これで27ユーロは微妙に高いが、ピッツァもペンネも鉄板の美味しさなのでよしとするか。



Colosseo / コロッセオ

コロッセオ広場には紀元315年に完成したコンスタンティヌスの凱旋門。この凱旋門はローマオリンピックでマラソンのゴールだったらしいが、マラソン選手はこの石畳の上を走ったのだろうか?
そして凱旋門の向こうにはコロッセオ。子どものころからの憧れの地3つのうちの1つに遂に到着。ちなみに残りの2つは、エジプトのピラミッドとアテネのパルテノン神殿。

コロッセオの外壁を回って入場口に到着。ここにも長い行列ができていたが、ローマパスのを信じて列の横を先頭まで歩いた。係りのお兄さんにカードを見せたら、予定通り入れてくれて一安心。長い行列はチケット売り場に並ぶ行列だった模様。

今日までコロッセオは乾燥して埃っぽいというイメージを持っていたけど、実際には地下に緑の苔が生えていたりして、埃っぽさはまるでなかった。観光客は多いが、さすが5万人収容の競技場だけあって、混雑感も少なかった。

当時はこの上に張った床の上で、剣闘士対猛獣や剣闘士同士の戦いが繰り広げられた。述べ数百名もの剣闘士が命が失われたとか。アリーナの地下には猛獣の檻が置かれていて、ウインチで地上に引き上げたらしい。

コロッセオの断面図。
Colosseum-profile-english.png
"Colosseum-profile-english". Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

最前面の貴族階級が座る席の裏側通路。この通路の上には騎士階級の客席があったと思われる。ローマン・コンクリートは2000年経った今も朽ちることなく、ローマ帝国の建築技術の高さが伺われる。

ローマ市民の裕福層の観覧席から裏側コンコースに向かうゲートをコンコース側から見る。

客席裏のコンコースは、現代のスタジアムの雰囲気にも近く、それが逆に不思議な感じがした。

裕福層の観客席から見たコロッセオの全景。5万人を収容できたスタジアムの大きさを実感できる。5万人収容と言えば旧国立競技場と同じ位の大きさだが、あの国立が2000年も保つとは思えない。


どのアングルからの景色も素晴らしく、同じ写真を何枚も何枚も撮った。ここがローマ市民で一杯だった頃の景色が見てみたい。



剣闘士と戦っているのはトラかライオンか?

めちゃくちゃいい天気になって、合成写真のようなコロッセオ。コロッセオからのご褒美!


外に出てから、振り返って最後のコロッセオ。


Foro Romano / フォロ・ロマーノ

フォロ・ロマーノの入り口に到着すると、200人程度の行列ができていた。ローマ・パスがあるからそのまま入れるはずと行列の横をどんどん進んだ。ゲートのお姉さんにローマ・パスを見せたら、読み取り機にピッとして、入れてくれた。ローマ・パスを買ってよかった。

最初は、さっき裏側を見たセプティミウス・セウェルスの凱旋門。後ろに見える建物は現役市庁舎と地下のタブラリウム。昨日はあの黒い窓からこちら側を眺めた。

紀元前42年に立て直されたというサトゥルスの神殿。ここにもカモメが。

アントニウスとファウスティーナの神殿。紀元2世紀に建てられた神殿を利用して、11世紀に教会に改造されたもの。

双子神の神殿。この近くには発掘中の現場もあった。

マクセンティウスのバジリカは修復工事中なのか、洗浄作業が行われていた。

フォロ・ロマーノの終点に位置するティトゥスの凱旋門。ちょうどこの辺りで12時の鐘が聞こえていい雰囲気だった。

フォロ・ロマーノからパラティーノの丘に。古代ローマの道、見た目は綺麗なモザイク模様だが、デコボコが大きくて、とても歩きにくい。歩きやすい靴じゃないと死ぬ。

馬場として使われたというスタディオ。広い。

パラティーノの丘の出口を通り過ぎて、コロッセオの見える展望台に来る。子どもの頃からの憧れの地、コロッセオが遂にすぐそこに!






Arcus Septimii Severi / セプティミウス・セウェルスの凱旋門

次はいよいよ2000年前の古代ローマが今に残るフォロ・ロマーノとコロッセオ。エマヌエーレ2世記念堂から丘を下ったら、右手に凱旋門が見えたので行ってみる。
凱旋門の反対側には観光客もたくさんいたので、ここからフォロ・ロマーノに入れるかなぁと思ったが、そんなに甘くなかった。
このセプティミウス・セウェルスの凱旋門は、紀元203年に建設されたとのこと。

凱旋門の近くで見かけた猫。呼びかけても振り返ってくれなかった。

地球の歩きかたでフォロ・ロマーノの入り口を調べて、フォリ・インペリアル通りを南に3〜400m歩いた。道路の左手、東側は遺跡のような町のような景色。右手、西側には古代ローマの遺跡フォロ・ロマーノが広がって、気分は嫌が応にも盛り上がる。


Monumento Nazionale a Vittorio Emanuele II / ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂

アラチェリ教会からエマヌエーレ2世記念堂の裏手に回りこむと屋上エレベータに乗ることができる。
ローマ中心部の丘の上に建つ記念堂の屋上からの眺めは本当に素晴らしい。ただし、天気が良すぎて、逆光の南側はいい写真が撮れなかった。

手前にパンテオン、左にサンタンジェロ城、右にはモンテチトーリオ宮も見える。


遠くにサン・ピエトロ大聖堂。


南側にはコロッセオとフォロ・ロマーノの古代遺跡群。

下のテラスに降りたらまたカモメがいた。

Santa Maria in Aracoeli / サンタ・マリア・イン・アラチェリ教会

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂の屋上には、サンタ・マリア・イン・アラチェリ教会の庭から回らなければならない。そのアラチェリ教会に行くにはこの急な階段を登らなければならない。冬に氷が張ることはないのかもしれないが、凍ったら絶対に登り降りできない急勾配の階段。

上から見るともっと急に見える。

ローマではどの教会に入ってもその大きさ、荘厳さに驚くが、ここも例に漏れず。アーチの下の円柱はローマ時代のもの、床は8世紀の終わりのもので天井は16世紀の終わりの製作だとか。どこの教会もひんやりとして静か。




どなたのお墓か存じ上げないが、何百年もの間、人に踏まれ続けて顔がツルツルというのは、如何なものなのか。