2015/03/18

Colosseo / コロッセオ

コロッセオ広場には紀元315年に完成したコンスタンティヌスの凱旋門。この凱旋門はローマオリンピックでマラソンのゴールだったらしいが、マラソン選手はこの石畳の上を走ったのだろうか?
そして凱旋門の向こうにはコロッセオ。子どものころからの憧れの地3つのうちの1つに遂に到着。ちなみに残りの2つは、エジプトのピラミッドとアテネのパルテノン神殿。

コロッセオの外壁を回って入場口に到着。ここにも長い行列ができていたが、ローマパスのを信じて列の横を先頭まで歩いた。係りのお兄さんにカードを見せたら、予定通り入れてくれて一安心。長い行列はチケット売り場に並ぶ行列だった模様。

今日までコロッセオは乾燥して埃っぽいというイメージを持っていたけど、実際には地下に緑の苔が生えていたりして、埃っぽさはまるでなかった。観光客は多いが、さすが5万人収容の競技場だけあって、混雑感も少なかった。

当時はこの上に張った床の上で、剣闘士対猛獣や剣闘士同士の戦いが繰り広げられた。述べ数百名もの剣闘士が命が失われたとか。アリーナの地下には猛獣の檻が置かれていて、ウインチで地上に引き上げたらしい。

コロッセオの断面図。
Colosseum-profile-english.png
"Colosseum-profile-english". Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

最前面の貴族階級が座る席の裏側通路。この通路の上には騎士階級の客席があったと思われる。ローマン・コンクリートは2000年経った今も朽ちることなく、ローマ帝国の建築技術の高さが伺われる。

ローマ市民の裕福層の観覧席から裏側コンコースに向かうゲートをコンコース側から見る。

客席裏のコンコースは、現代のスタジアムの雰囲気にも近く、それが逆に不思議な感じがした。

裕福層の観客席から見たコロッセオの全景。5万人を収容できたスタジアムの大きさを実感できる。5万人収容と言えば旧国立競技場と同じ位の大きさだが、あの国立が2000年も保つとは思えない。


どのアングルからの景色も素晴らしく、同じ写真を何枚も何枚も撮った。ここがローマ市民で一杯だった頃の景色が見てみたい。



剣闘士と戦っているのはトラかライオンか?

めちゃくちゃいい天気になって、合成写真のようなコロッセオ。コロッセオからのご褒美!


外に出てから、振り返って最後のコロッセオ。