2019/07/06

カジキ祭りのステージ

カジキ祭りのステージを観るために、早目に広場に移動。
やはり早過ぎ、おもろのみんなは、まだ誰も来ない。
暑いので、フェーリーよなくにの日陰で待つ。
ちなみにテントはカジキ釣り大会出場選手の席。

手持ち無沙汰で食べ物を買いにいったら、トークショーでお話しした、スタッフの女性とバッタリ遭遇。
「お一人なら、うちの席にいらっしゃいませんか?監督もいますから。」とお誘いいただき、監督ご一行の席に混ぜてもらうことに。
監督に30年前と今の与那国の違いをお聞きしたりしながら、みなさんと楽しいひと時を過ごす。

そうこうしているうちにおもろのみんなも集合して、おいとますることに。
普段お会いすることはおろか、お話しすることなど絶対にない映画監督とご一緒させていただけるなんて、本当に不思議な貴重な体験。与那国だからなんだと思う。

この後、ステージでは、自衛隊与那国駐屯地の出し物とonemahinaのさつきさん達のフラが続いた。小さい女の子たちのフラがとっても可愛かった。








初日3本目のカジキ

夕方、祭りの広場を訪れると、今日3本目のカジキを揚げる準備が始まっていた。
カジキ船からクレーンで水揚げされるカジキ。計量の結果は80kgで、この日の第2位。


その後、岡山国際サーキットからのレースクイーン3人を入れて、ステージでの記念撮影。カジキよりも両端の3人ばかりに気を取られてしまう(笑)


島の南側

夕方までバイクでフラフラ。
比川に降る坂の先に青い海が見えるこの与那国の景色がいい。

ちょっと雲が多くて海が白いけど、立神岩展望台からの海もいい。


「老人と海」スライドトークショー

お昼ご飯の後は、1時からの映画監督ジャン・ユンカーマンさんと写真家本橋成一さんのトークショーを聞くために、漁港のすぐ東にある久部良公民館へ移動。
トークショーの開始まで30分近くあり、公民館の前をフラフラしていると記念写真を撮っている一団に遭遇。あれ、監督!

写真をとっている人(後でカメラマンの本橋さんと分かる)に「どうぞ一緒に入ってください。」と地元の人と間違われてしまうが、「通りがかりの旅行者ですから。」と答えて、代わりにみなさんを撮影する係になることに。
みなさんのスマホで代わる代わる写した後に、本橋さんからこのカメラでもお願いしますと渡されたのは、フィルムのライカだった。ひさびさにフィルムの巻き上げレバーを回したけど、写真家相手に写真を撮るのはめっちゃ緊張した(笑)

その場の成り行きで監督とも「7、8年前だと思うんですが、広島の映画館で「老人と海」観させてもらいました。この後のトークショーを聞かせてもらいに来ましたが、与那国島でお会いできるなんて、本当にびっくりしています。」とお話しさせていただき、そのまま一緒に記念写真を撮ってもらうことに。

トークショーの前に買ったDVDには監督のサインもいただきました。宝物です!

トークショーはスタッフさんが選んだ未公開の写真400枚あまりを観ながら、監督と本橋さんが思い出を語るという台本なしの企画。
出だしは二人ともなかなか乗らないで、写真が淡々と送られていくこともあったが、言葉がなくてもスクリーンに大写しされるプロの写真家の写真は当たり前に綺麗で、見ているだけでも楽しかった。
そうこうしているうちに二人とも気分が乗って来て、写真が終わってからのトークの方が盛り上がっていた(笑)

その時聞いたエピソード:
当時の与那国にはテレビもNHKの1局しかなく、カメラに撮られることに慣れていなく、逆にそれで自然な絵が撮れたこと。
映画を撮り始めて、丸1年かかってもカジキが釣れず、もう撮影を終わろうかと計画としていた頃にやっと釣れたこと。
ハーリーの季節に撮影を始めて、撮影が終わったのはその翌年のハーリーの後だったこと。
おじぃも釣れないのを気にしていて、それがプレッシャーになって余計に釣れなかったんだろうということ。
1年が経った頃、おじぃは御嶽でお祓いをしてもらい、それで気が楽になったのが良かったのだろうということ。
丸1年待ったカジキが船に上がるのにはたった20分程しかかからなかったこと。2本目のフィルムカートリッジに替える前に釣り上がってしまい、うまく撮れていなかったらどうしようかとドキドキしたこと。
カジキが釣れた日には、他の漁師たちも大喜びで、本当なら漁に出ているはずの漁師たちが港に勢揃いしていたこと。
などなど。楽しい話をたくさん聞かせてもらった。

海人食堂でお昼ごはん

お昼は、港の建物に入っている海人食堂。この店は、Dr.コートーで志木那島漁協としてシゲさんたちが酒を飲んでいた部屋。


店に入るとほぼ満席で、大きなテーブルの端っこ2席しか空いておらず、今日も繁盛している様子。
注文したのは魚フライ定食。糖質制限を忘れてカジキのフライにご飯を頬張る。美味しかった!

海上保安庁の沿岸警備艇見学

久部良港に着き、祭り会場をふらふらしていると、海上保安庁の沿岸警備艇の見学会があったことを思い出す。
港をぐるっと回って、漁協の反対側にある波止場までバイクを走らせると、観覧受付のテント。ノートに住所、氏名、連絡先電話番号を書いて、いざ乗船!

乗船すると、各所に係りの人が待っていて、警備艇のことを説明してくれる。
機関銃が見えていて、写真を撮るのがはばかられたが、自由に撮っていいとのこと。船の正面にある機関銃と照明装置にカメラ。

船室に入ると冷房がしっかり効いており、快適。船の操舵輪にはロールスロイスのマーク。操縦席の後ろにはレーダーもあった。
見学している最中、与那国町の記録映像を撮る人がずっと一緒にカメラを回していた。与那国の観光案内ビデオにこっそり出演しているかもしれない。


船の外に出て記念写真を撮ってもらって見学終了。
ちなみに、この警備艇は小さく離島周辺警備が主な任務。尖閣諸島のような遠くに行くのは、もっと大きな警備艇らしい。

西崎で古代人

西崎に行ったら、古代人に遭遇!
テレビの取材かなぁと思うが、スタッフっぽい人もいるけどカメラがいない。
いろんな人が来る島だなぁと感心しつつスルーしたが、翌日のカジキ釣り大会の閉会式会場で種明かしが。
おもろに泊まっている菊池さんから紹介されました。「3万年前の航海実験」の丸木舟を石器だけで作った人だとのこと。(写真は国立科学博物館のページからお借りしました)

六畳ビーチ

飛行機を見送り、東崎から祖納に向けてバイクを走らせたが、六畳ビーチの横を通り過ぎる瞬間、急に六畳ビーチに入りたくなる。おもろに帰って、海パンに着替えて再出発。
1年ぶりの六畳ビーチは相変わらず美しい。

ビーサンからウォーターシューズに履き替えて、20mほどの崖を降りる。携帯の電波も届かないここで足を踏み外したら、傷だらけ、血まみれになっても自力で上がるしかないだろうから、一歩一歩慎重に。
浜辺まで降りて来たら、本当に六畳ほどしか砂浜がない状態。岩場に服を脱ぎ、iPhoneを防水ケースに入れて、海の中に!


透明度はバツグン、海はエメラルドに輝いているのだけれど、波が高い。砂浜に座っていても、大きな波が来ると砂浜に押し上げられ、引き波で海に引っ張られてしまう。
海岸と並行に少し泳いで、あとは波打ち際で波に弄ばれるのを楽しむ。

1時間ほど波と戯れた後、海パンのままおもろに帰って、シャワーを浴びてから、再出発。
今度は、祖納から比川に抜けて、南道路を西崎に向けて走る。
雲が消えていつもの渡難ブルーの海が見えた。これが見たかったんだよなぁ!

立神岩展望台で朝ごはん

カジキ釣り大会のプログラムがないので、祭り会場のステージ前に張り出されているポスターをパチリ。

その後、日本最西端のお店「大朝商店」で朝ごはんを調達し、島を左回りにバイクで1週することに。西崎から南牧場を通って、与那国島の象徴、立神岩にご挨拶。

立神岩展望台で与那国の青い海を眺めながら、さっき買ったかまぼこ(魚の練り物)を食べる。ちょっと脂っこいけど、美味しい。昨夜の食欲不振はなくなったみたい。

続いて、サンニヌ台を通って、東崎へ。
岬の先端にある東崎灯台まで歩いて、これまたぼーっと海を眺める。雲が多いために海が白っぽく、渡難ブルーの海見ることができずがっかり。


丁度、沖縄〜与那国便が着く頃だということに気づいて、RACの到着を待つが、到着時刻の8:30を過ぎても現れない。15分以上遅れて現れたので写真を撮ったが、iPhoneでは芥子粒サイズにしか写らなかった(苦笑)

フィッシング1日目の見送り

朝はカジキ釣り大会に出る「チームおもろ」のお見送り。
出場者たちが早朝6時におもろを出発するのを見送った後、お見送りの3人が車で行くのを見送り、ひとり遅れて6時半におもろを出発。

漁港から出航するんだから、まあ分かるだろうと思っていたが、甘かった。30隻以上のカジキ船が出場しており、「チームおもろ」がどこにいるやらさっぱり分からず。
しかたががないので、見晴らしのいい西崎灯台からお見送りすることに。
午前7時のスタートフィッシングの合図とともに、たくさんのカジキ船が波を立てて出航して行った。

2枚目の写真は先日新しい最西端に指定された西崎沖の「トゥイシ」。確かに満潮時にも頭を出している。