2018/05/01

ゆんたく#1

おもろに帰って、おっさん二人で食堂でだべっていると、新潟男子と大阪菓子娘が帰ってきて4人に。女将さんもやってきて、さあ、ビールで乾杯!
初めて知り合った4人が(おっさんのK本さんとは初めてじゃないけど)、少しずつ打ちとけながら会話を進めて行くのが楽しい。
毎年ならおっさんだけで飲んでしゃべってスナックに流れるのに、今年は女子と一緒。こりゃあ久々の超ラッキー!

11時前までおもろの食堂で語り合ってから、夜空を見に外に出る。うーん、なんか懐かしい感じ。これまでで最高に楽しかった2010年の夏を思い出す。
都会では見られない明るい月を見上げながら、「島まで来ないと、こんなにゆっくり月を見たり、星を見たり出来ないよね。」とみんなで価値観を共有。


真っ暗な中でくっきり見えた月明かりの人影も写真に撮ると真っ暗。でも、露出を補正したら立派な記念写真に。



晩ご飯

夕食、おもろの食堂に揃ったのは、ダイビングの母娘二人連れ、K本さん(去年も、その前もおもろで会った同年代のおっさんサラリーマン、独身)、K野さん(新潟生まれの新潟育ち。電柱のトランス保守がお仕事、28歳。ちょっとイケメン)、Kさん(大阪生まれの大阪育ち。お菓子屋さん務め、八重山の海に恋する独身女子、32歳)と自分。

晩ご飯は、カツオとなんとかの刺身、パパイア、豚肉、昆布を煮たもの、もずく酢、人参のピリ辛炒めと餃子。安定の美味しさ。
夕陽は近くのなんた浜に行くと決めているから、食事も生ビールで乾杯!
女子ひとり旅の大阪お菓子屋さん勤めの女子(以下、大阪菓子娘)は後ろのテーブルでお食事。話しかけることができないまま食事タイムが終わって、少々焦り...


大阪菓子娘は西崎に夕陽を見に行くとバイクでご出発。こちらは、ギリギリまでビールを飲んで、おっさん二人でなんた浜へ出発。ギリギリ間に合った夕陽はおっさん二人で見るにはもったいない綺麗さ(苦笑)


軍艦岩

この日の観光客はいつもに増して少なく、立神岩展望台で読書をしていても30分に1組来るかどうか。誰も来ないスキマに30分ほどリアル昼寝。気持ちよかったー!
その後は、サンニヌ台展望台から軍艦岩の立ち入り禁止区域に入って、陸上の地形を観察。海底遺跡は人の工作ではなく、自然の生んだ傑作風景なんだと再確認。




行きたい所には全部行ったので、おもろへの帰にone mahinaに立ち寄る。ガラガラと引き戸を開けると、ダンナの顔が「ニッコリ」。きっと向こうからは「ガッカリ...」という顔が見えたはず。「去年も来ていただきましたよね。おもろにお泊まりですよね?」と声をかけられるが、さつきさん不在のショックで上の空。Tシャツを選んで店を出る(涙)


人面岩

お昼に取りすぎたカロリーを消費するために、いつもなら絶対行かない人面岩に行くことに決定。道路にバイクを置いて歩くこと15分と少し、久々の人面岩様にお会するころには汗だくだく。




人面岩の頭越しに与那国島の南海岸を望む。


最初に訪れた時は、正確な場所が分からず、道路からの入り口にも目印がなくて通り過ぎたのに、今はGoogle mapとGPSで迷うことなく到達可能。しかも、入り口にはご親切な看板も。


人面岩から帰る途中で立神岩西展望台に寄り、手すりが全部風に負けて傾いているのを発見。こんな風の強いこの島で、この手抜きっぷりが八重山らいしい(苦笑)



東屋で読書とお弁当

比川の共同販売所で昼の弁当を買い、林道イランダ線の東屋で読書。写真は吾妻屋のある広場から見た与那国の北側。


12時前からお弁当。てんぷらは鶏天だと思って食べていたけど、途中でカジキ天だということに気付いた。どちらも1パック250円は激安。カジキ天は食べきれず、おもろに帰って16時からのビールの友となった。


両陛下歓迎の跡

島内、久部良から祖納までの道端には花壇が出来て、赤やら黄色やらの花が咲いている。真夏には尋常ならざる日差しを浴びるこの与那国で、夏を越えることができるかどうかは疑問だけど、これも両陛下をお迎えするために地元住民で育ててきたものとか。



おもろの女将さんに両陛下が来られた当日の事を聞いたら、「両陛下は小さいけど、品があってオーラが凄かった。」とのこと。
祖納の街を車で通られるときは、お出迎えのポイントがそれぞれ決められていて、お出迎えの前説と旗振りのリハがあって、本番10分前、5分前、1分前にはあと何分の案内車が通って、それから両陛下の車が通って行った。でも、本番は本当にあっという間だったと。
与那国を立たれる時には、空港にお見送りに行って、両陛下のオーラに圧倒されたとのこと。
お見送り後、ウンチのない綺麗な東崎が見たくて車ぶっ飛ばして行ったら、丁度上空に両陛下を乗せた飛行機が飛んで来て、ここでも日の丸の小旗を振ってお見送りしたから、島で最後をお見送りしたのは、おかみさんと友達の二人だと(笑)

ウンチのない東牧場

東崎の灯台手前の駐車場と草っ原は、両陛下のご訪問時に与那国馬についての説明を聞かれた所。テレビや新聞の報道では、あのウンチだらけの草っ原がごろごろ寝っ転がれるぐらいにきれいだった。今は一体どうなっているか?今回の旅行で確認したかったことのひとつ。

広場は、両陛下が来られた3月28日から1ヶ月以上経つと言うのに、未だにウンチがまばら。さすが両陛下のご威光。いや、(あるかどうか知らないけれど)馬忌避剤とか撒いたんじゃないの?と疑ってしまうぐらいの綺麗さ。
あとで思い返してみると、馬のウンチというより、牛のウンチが無いのが綺麗さの原因だった気がする。牛を東牧場に入れてないだけかも。



スクラップにされた風力発電

西崎を出発し、立神岩にご挨拶してから、東崎を目指して進んでいると、左手に大きなスクラップが。
ふと気になって引き返すと、東崎にあった風力発電を解体したものに違いない。元々、ふたつ並んで優雅に回っていたけど、いつかの台風でプロペラがくちゃくちゃになって、柱だけになっていたもの。



これも「白い柱は何なの?」なんて、陛下に質問されるのを避けるため、スクラップにしたんでしょうか?

きれいになった最西端の地

持参したカロリーメートを朝ごはんにして、与那国巡り出発。
「もしかしたら⁈」と淡い期待を抱きつつ西崎に到着するが、もちろん、台湾は見えない。
昨日は夕方で気づかなかったけど、最西端の碑の周りがとても綺麗になっている。両陛下がいらっしゃったお陰。