2018/05/03

ゆんたく#3後半

南風を出たのは19時、外はまだ明るい。
二人で口を揃えて「飲み直しですね!」と意見が一致。シメに決めたユーグレナ・ガーデンに寄って、何時まで空いているか聞くと、21時半ラストオーダーとのこと。では21時までと、あと2時間のお店を探す。良さげな店を探してひと周り。結局、またまた居酒屋に。
この辺りから、大阪菓子娘の仕事や趣味、恋愛などを遠慮なしに聞いて喜ぶ。素直でいい子だなー。


21時になって店を出る時、「私も払います。」と言う大阪菓子娘を置いて会計に行くと、近くの席にいた常連風のおばさん(魔女風)が、そりゃあ払ってもらいなさいよ的な事を大阪菓子娘に言っている。どんなカップルに見えたのやら?

21時に2件目の居酒屋を出て、シメはユーグレナモールの端っこにあるユーグレナ・ガーデン。それぞれオシャレなトニック系の何かを飲む。


最後は、ユーグレナ・ゴーヤスムージーで締めて、楽しいゆんたく3日目もお開きに。

22時も過ぎたので大阪菓子娘の予約した、シェアハウスという名のドミトリーまで送って行くことに。到着すると確かに怪しい、この宿を選択するところに、南の島をひとり旅する図太さを感じる。
ほぼドミトリーの玄関で「じゃあ、おやすみなさい。」と別れてホテルに帰る道のりは、何か恋人ロス的なせつない気持ち。お昼前から12時間、ずっと一緒にいたもんなぁ...

ゆんたく#3前半

ホテルでシャワーを浴びて、17時少し前に南風(ぱいかじ)に行くと、お店の前には予約客がひと固まり。順番に店に入ると、案内されたひとり席は二人分のベンチシート!
とりあえずのビールとおひとり様メニューから刺身を頼んで、一人で乾杯!
一息ついてからお店の人に「この席、もうひとり来てもいいですか?」と聞くと「はい、いいですよ」との返事。(写真はおひとり様メニュー)


ラッキー!大阪菓子娘にLINEで「椅子は二人分あります。良かったら、直ぐに!」と送ると「ほんとですか!!いまチェックインするところなので17:30までにはつきます」との返信が。
おひとり様で注文した刺身も普通に変えて、楽しいゆんたく第3部の開始!
二人だけということで、私生活に踏み込んだ会話が始まる(笑)
食べたのは、お刺身盛り合わせ、カラッと揚げた島豆腐のにんにくしょうゆ、イラブチャーのフライ。どれも美味しかった。




カウンター横にいたシュールなシーサーたち。



石垣空港連絡バス

石垣空港に着くとまたまた雨。預入荷物を受け取って、空港〜離島ターミナルの空港線バスに乗る。


バスの中でも大阪菓子娘とたわいのない話をしていると、「私、最初に石垣に来た時、この辺りに泊まったんですよ。」と。「えっ?この辺りは離島ターミナルから遠いでしょ?レンタカーがあれば別だけど。」って聞くと、「分からずに取ったんですけど、離島ターミナルから歩いて1時間ぐらいかかりました。」と。かなり天然が入ってますねー(笑)

石垣の市街地が近付いて来るのに、今晩の飯の約束ができてない。「今晩のメシはどうするの?」と聞くと「何時もの所にしようかな」との返事。こちらもここ何年か入れなかった南風(ぱいかじ)を17時からお一人様で予約しており、誘いにくい状況。それでも「19時には店を出されるので、そのあとでよかったら一緒に食べますか?」と聞くと「今日の宿、ゆんたくあるのかなぁ?」の独り言的回答。
結局「来れても、来れなくてもいいから、とにかく連絡できるようにしておきましょうよ!」と無理やりLINEを聞き出すことに成功!

終点まで行く大阪菓子娘を残して、ひとつ前のバス停で降りると、相変わらずの土砂降り。ついてないなぁ、こりゃあ晩メシもひとりだろうなぁと諦める。
雨の中、走ってユーグレナモールに駆け込み、テキトーな土産を買って出る頃にはちょうど雨も上がりかけ。傘も買わなくて済んだ。さあ、晩メシに幸運はあるか?

お昼ご飯〜旅果報

ひと段落したところで、新潟男子、大阪菓子娘と3人で最後のお食事。長命草ソバ、美味しかった。



新潟男子は搭乗待合室に早めに入ったので、ご飯を食べた後は、またまた大阪菓子娘と二人きり。キャンセル待ちを閉めりきの13:20まで、またまたとりとめのない会話。この二人、傍目にはどんな組み合わせに見えるのだろう?結構タメ口で語り合う二人は親子か?兄妹か?不倫旅行か?
二人の座ったベンチの前には、両陛下もお休みになったかもしれない与那国空港の応接室が。



そうこうするうちに13:20のキャンセル待ち締め切りの13:20に。カウンターに聞きに行った大阪菓子娘は嬉しそうな顔で帰ってくる。ヨッシャー!これでもうしばらく旅の友と一緒!(嬉)
セキュリティチェックを受けて、搭乗待合室に入って、さあ、石垣に向かって出発!


RAC744飛ぶか?!

3便で帰る予定にしていた大阪菓子娘も、女将さんに「最終便は天候が悪くなること多いから、変更できるなら2便で帰ったほうがいいよ。」と言われて、2便で帰ることに決心。
しかし、ネットで調べると2便は満席で振り替えできず。コールセンターの電話番号を探しても分からず、オタオタ。与那国の電話帳を引っ張り出して電話したJTAのコールセンターには電話がつながらず手詰まり。もう、空港窓口でキャンセル待ちを申し込むしかないよ、ということで、大阪菓子娘と自分もひと足遅れて空港へ出発することに。

空港に着くと、新潟男子が待合室に。聞くと、飛行機は2時間遅れで飛ぶらしい。「そりゃあ良かったね」と言いつつ、内心は石垣第2便も飛ぶなと一安心。
大阪菓子娘はカウンターでキャンセル待ちを券を発行してもらい、13:20にカウンターに来るように言われたとか。

ひと段落したので、お土産を買いに空港売店へ。昨日と同じ石垣漁協の店に行くと、カジキ味噌がたくさん並んでいるじゃないですか!(写真は家に帰って撮ったもの)



店のお姉さんに、「あれ、入ったんですね?」と聞くと、「そう、あの後たくさん入ったんですよ」って。私は「比川の売店にあったから買い占めました!」なんて会話しながら、お姉さんの勧めに従ってあれこれお買い上げ。会計するときにクバ餅をサービスでいただき、超レアなお土産ものなカジキの目玉を見せてもらった。これは絶対いらん!(笑)


えっ、欠航?

おもろに帰ると、女将さんが「大変よ、那覇からの便が来てないのよ。飛行機の音が聞こえないから変だと思っていたのよ」と。
沖縄からの与那国直行便が、与那国の天候不良で石垣に降りたらしい。その機材は、折り返して与那国〜石垣の朝1便になるもので、それが石垣に来ないと朝1便も欠航になると。新潟男子はそのまた更に折り返し便の石垣〜与那国のが再び沖縄に飛ぶ与那国〜沖縄便を予約していたので、どんなに早くても2時間遅れにになるらしい。とすると、沖縄〜新潟便に間に合わないので、那覇での延泊が決定的!
お昼の2便は別の機材なので1便は関係ないけど、天候が好転しなけりゃこちらも危ない!



新潟男子に「大変だけど、頑張れ〜」とお気楽な声をかけると、女将さんが「そんなこと言ってたら、あなたの便も飛ばなかったりするよ」なんて脅してくる。
それには「いやいや、どんなに不幸な人がいたって、一人でも幸せな人がいた方がいいに決まってるじゃん。新潟は諦めても、2便は飛ぶようにお祈りしようよ!」とアホなやり取り。
新潟男子は、欠航になった場合にすぐに手続きできるようにと女将さんと空港へ出発。

もしも今日中に石垣に帰れなかったら、GW最後の時期に飛行機取り直せるとも思えず、日曜日の出勤が無理になっちゃう!ヤッバー!旅行の最後に予想外の緊張感!

ティンダハナタ

9時半ごろ雨が上がったので「じゃあ、最後にティンダハナタに行こう!」と無理やり誘って出発。
3人でまたまたたわいもない事を話しながら20分ほど歩いてティンダハナタに到着。初めての二人は景色に大喜び。天気が良かったら、もっとキレイなんだけどね〜。




新潟男子は飛行機の時間まで余裕がないので、そこそこで切り上げて、おもろに帰る。

朝ご飯

夜中の土砂降りは治ったけど、最終日は朝から雨。若者二人と朝ごはんを食べながら「与那国交流館DiDiに行く?」って聞くが、二人の反応イマイチ。今日、何するかが決まらない。



大阪菓子娘は、雨の中傘をさしてなんた浜に向かったが、あまりの風の強さに心折れてご帰還。新潟男子は、11:35の沖縄直行便まで時間があると、お部屋でお眠り。

2018/05/02

晩ご飯&ゆんたく#2

晩ご飯は、昨日の4人組みからおやじK本さんがひとり抜けて、新潟男子、大阪菓子娘の若者二人とテーブルを囲むことに。
夕陽は近くのなんた浜に行くことに決めたので、みんなビールを飲みながらの、ゆんたく一次会モード。夕陽の時間が近くなるのに、鶏そぼろ丼?を食べ切れないのを焦ってかき込んだ(苦笑)


慌てて、飛び出て見えた夕陽は「えっ?」っというぐらいのあっけなさ。
夕陽の帰りは、崎浜商店でめいめいのビールを買うことに。ツマミにいいものがないので、冗談でアメリカ産レーズンを買って帰る。でも、やっぱりビールには合わなかった(汗)
おもろに帰って、ゆんたく二次会。それぞれが、初めてきちんと自己紹介して、なにやらかにやら、色んな事を話した。
いやー、楽しかったけど、年寄りが説教話をし過ぎたかも。この日は宿泊客が少なかったせいもあって、女将さんの「ここらでお開きね」もなく、楽しい会話が10時を過ぎても続いた。

旧友再会

ひと通り与那国を堪能しておもろに帰ると、去年も一昨年もいたT木さんが食堂で休憩中。今年は2月に続いて2度目の来島で、今回はおもろの予約が取れずアイランドホテルに1泊して帰るのだとか。今日は6時から近くの居酒屋で飲むのだと言う。
オリオンを飲みながら、二人で去年、一昨年の思い出話をひとしきり。その後は残りがだんだん少なくなってきたサラリーマン生活について語らい「また会えるといいねー」と言って別れる。

南道路

続いては与那国一番のコトースポット、コトー先生が青い海をバックにチャリンコで走る南道路で渡難ブルーを堪能。こちらのブルーは六畳よりももっと濃いブルー、藍い海。



南道路を西に進んで、陸自の駐屯地を過ぎたところで片側1車線の両車線をキレイに塞いだ馬の団体に遭遇。バイクでじわじわ近づいて、端っこに隙間が空いたところを通り過ぎたら、その瞬間に端っこの馬が「ブヒヒーン!」こちらも超ビックリ!無事に通り過ぎてから、引き返して撮った写真がこれ。


東崎の風力発電

渡難ブルーの海を堪能した後は、東崎。
初めて与那国を訪れた2009年のお気に入り写真がこれ。


風力発電が1機だけになった今の景色。
以前も構図が難しかったけど、これはまたバランス取れず。まあ、空が青くて、海が青くて、原っぱの緑が輝いているからいいか。


この後、ウンチが少ない東崎灯台に立ち寄ってから、立神岩展望台で読書して、立神岩へと回る。





六畳ビーチ

ご飯の後、おもろに帰ってK本さんを見送ってから、再び与那国島暇つぶしツアーを再会。
次の目的地は、与那国一番のビーチ、六畳ビーチ。
祖納の町から東にバイクを飛ばし、12時過ぎに到着すると、ここにも先客なし。




ちょっと怖い崖を伝ってビーチまで降りると、先客の足跡が少し。でも、ビーチの真ん中は誰の足跡もなし。
海パン持ってきて泳げばよかったなぁ、と思いながら砂浜でぼーっと波の音を聞く。


陽射しがきついので、崖の日陰に移動して読書。1時間ばかりで読みかけの本を完読し、崖を登る。今度は、崖の上に座ってビーチをぼーっと。ここの海は、与那国の中で一番明るい渡難ブルー。インディゴ・ブルーの絶妙な色合いが心に染みる。

海の色を堪能した頃、バイクの音がして次の客人が登場。大きなカメラを持って写真を撮りにきたおっちゃん。K本さんが乗る昼の石垣便を撮りに来た模様。邪魔しちゃ悪いので退散!

お昼ご飯〜居酒屋楓

この後、懲りずに西崎に立ち寄ってから(もちろん、台湾は見えず)、南牧場経由で比川に。
時間調整で立ち寄った共同売店でK本さんにばったり遭遇。空港売店にはなかったカジキ味噌をここで大量入手。ラッキー!
そのまま二人でわかなそばに直行したが、開店は11:30と言われて、予定変更。共同販売所隣にある楓に決定。


二人とも八重山そば定食を注文。ソバはわかなそばに似た魚貝系の出汁で美味しかった。デザートのパイナップルとスイカが付くところに八重山らしさを感じる。



基本電子基準点 No.151211

西崎灯台への道にこんなものがあった。いつからあったんだろう?



電子基準点は、地上約2万kmの高さを周回するGPS衛星が発信する電波を受診し、この地点の位置を観測するための施設です。受信データはつくば市にある国土地理院に毎日送信しています。この受信データは、土地の観測、地図の作成、地震・火山噴火予知の基礎資料に利用されます。

北牧場・馬鼻崎

空港に寄った流れで、滑走路の北側に広がる北牧場に行くことに。
本当は入っちゃダメなのかもしれないけれど、バイクに乗ったまま、馬鼻先に向けて進む。


天皇陛下が北牧場に来られたはずはないのだけれど、何故かここもウンチの量が例年より少ない気がする。
馬鼻先の先っぽまで来ると、ウンチのないピクニックに最適な草原が広がっている。
こんなステキな景色は二度とないだろうと、草っ原に座って、渡難ブルーの海を堪能することに。いやー、こんな美しい海をぼーっと眺めていられる自分が幸せ。





頭の中では、Dr.コトーのエンディングシーンが巡っていたかも(笑)

朝ごはん

糖質ダイエットとは無縁な、大盛りなご飯。納豆は食べられないので、ご返却。
食後は、毎年来ている目的地のないおっさん二人が取り残されることに。おっさん二人で島内観光というのも気色悪いので、本日石垣に帰るK本さんと11時にわかなそばでお昼を一緒にする約束をして、おもろを出発。



宛てもなく久部良方面にバイクを走らせると空港前。ふと土産を買いたくて立ち寄ることに。お目当のカジキ味噌は在庫なし。お店のお姉さんに聞くと、カジキの水揚げが安定せず、新しいのが入って来ないのだとか。
「人気商品でリピーターも多いのに申し訳ないです」と謝られる。

2018/05/01

ゆんたく#1

おもろに帰って、おっさん二人で食堂でだべっていると、新潟男子と大阪菓子娘が帰ってきて4人に。女将さんもやってきて、さあ、ビールで乾杯!
初めて知り合った4人が(おっさんのK本さんとは初めてじゃないけど)、少しずつ打ちとけながら会話を進めて行くのが楽しい。
毎年ならおっさんだけで飲んでしゃべってスナックに流れるのに、今年は女子と一緒。こりゃあ久々の超ラッキー!

11時前までおもろの食堂で語り合ってから、夜空を見に外に出る。うーん、なんか懐かしい感じ。これまでで最高に楽しかった2010年の夏を思い出す。
都会では見られない明るい月を見上げながら、「島まで来ないと、こんなにゆっくり月を見たり、星を見たり出来ないよね。」とみんなで価値観を共有。


真っ暗な中でくっきり見えた月明かりの人影も写真に撮ると真っ暗。でも、露出を補正したら立派な記念写真に。



晩ご飯

夕食、おもろの食堂に揃ったのは、ダイビングの母娘二人連れ、K本さん(去年も、その前もおもろで会った同年代のおっさんサラリーマン、独身)、K野さん(新潟生まれの新潟育ち。電柱のトランス保守がお仕事、28歳。ちょっとイケメン)、Kさん(大阪生まれの大阪育ち。お菓子屋さん務め、八重山の海に恋する独身女子、32歳)と自分。

晩ご飯は、カツオとなんとかの刺身、パパイア、豚肉、昆布を煮たもの、もずく酢、人参のピリ辛炒めと餃子。安定の美味しさ。
夕陽は近くのなんた浜に行くと決めているから、食事も生ビールで乾杯!
女子ひとり旅の大阪お菓子屋さん勤めの女子(以下、大阪菓子娘)は後ろのテーブルでお食事。話しかけることができないまま食事タイムが終わって、少々焦り...


大阪菓子娘は西崎に夕陽を見に行くとバイクでご出発。こちらは、ギリギリまでビールを飲んで、おっさん二人でなんた浜へ出発。ギリギリ間に合った夕陽はおっさん二人で見るにはもったいない綺麗さ(苦笑)


軍艦岩

この日の観光客はいつもに増して少なく、立神岩展望台で読書をしていても30分に1組来るかどうか。誰も来ないスキマに30分ほどリアル昼寝。気持ちよかったー!
その後は、サンニヌ台展望台から軍艦岩の立ち入り禁止区域に入って、陸上の地形を観察。海底遺跡は人の工作ではなく、自然の生んだ傑作風景なんだと再確認。




行きたい所には全部行ったので、おもろへの帰にone mahinaに立ち寄る。ガラガラと引き戸を開けると、ダンナの顔が「ニッコリ」。きっと向こうからは「ガッカリ...」という顔が見えたはず。「去年も来ていただきましたよね。おもろにお泊まりですよね?」と声をかけられるが、さつきさん不在のショックで上の空。Tシャツを選んで店を出る(涙)


人面岩

お昼に取りすぎたカロリーを消費するために、いつもなら絶対行かない人面岩に行くことに決定。道路にバイクを置いて歩くこと15分と少し、久々の人面岩様にお会するころには汗だくだく。




人面岩の頭越しに与那国島の南海岸を望む。


最初に訪れた時は、正確な場所が分からず、道路からの入り口にも目印がなくて通り過ぎたのに、今はGoogle mapとGPSで迷うことなく到達可能。しかも、入り口にはご親切な看板も。


人面岩から帰る途中で立神岩西展望台に寄り、手すりが全部風に負けて傾いているのを発見。こんな風の強いこの島で、この手抜きっぷりが八重山らいしい(苦笑)