もう一度、もと来た道を戻って駅前の横断歩道を渡り、サンタ・マリア・ノヴェラ教会の脇を抜けると、そこはもうサンタ・マリア・ノヴェッラ公園。グランド・ホテル・ミネルヴァが公園の向こうに見えた。石畳の道でスーツケースがゴツゴツしたけど、距離が近いのでたいしたことはなかった。なぜか、ホテルの横には救急車が並んでいた。
ホテルまでの道には自撮り棒を売る浅黒い人が何人も(娘が調べたところでは、バングラディッシュ人が多いとか)いる。それに加えて日本語で「ジャパニーズ?ドラッグ、ハンタイ、ショメイ」と話しかけてくる怪しい若者もいて(こちらは、署名サギとの口コミがネットに)、これは気を付けないとヤバイともう一度気を引き締める。
ホテルに入ったら「ボンジョルノ!」と言うつもりだったけど、出てきたのは「ハロー!」。いきなりイタリア語に切り替えるのは難しい。語彙もほとんどないし...
日本語が分かる人はいなかったが、チェックインはロンドンよりもスムーズだった。英語に少し慣れたのと、英語が母国語でない人がしゃべる英語の方が分かりやすいということだろう。
ホテルはコンパクトで、女の子が喜びそうなおしゃれなインテリアがいっぱいで、いい香りがしていた。
部屋の中もおしゃれな感じ。インターネットでは眺望指定なしの安い部屋を予約していたが、公園ビューのいい部屋にアップグレードされていた。ありがとう!
写真では分からないけど、この部屋の天井は普通の部屋の1.5倍くらいあって、開放感いっぱいだった。
部屋から見たサンタ・マリア・ノヴェッラ公園。公園の真ん中にはオベリスクがあって、向いのホテルの屋上越しにドゥオーモも見えた。
部屋は308号室。コーヒーとお茶、ポットがあるが、ロンドンではあったクッキーはない。Wi-Fiは無料だったけど、電波が弱くてプチプチ切れた。まあ、ロンドンのWi-Fiもダメダメだったし、ヨーロッパのホテルのWi-Fiはこんなものなんだろうと諦める。