夕食まで時間があるので、フィレンツェを知るために歴史地区を散策することにした。
まず最初は、フィレンツェの顔であるドゥオーモ(Wikipediaによると、その街で一番大きな教会堂はどこでもドゥオーモと呼ぶらしい)、正しくは、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に。
近づくにつれ、通りのスキマから見える大きな教会にワクワクしてくる。ドゥオーモの広場に出るとその大きな姿がどどーんと現れる。
外を一回りした後で、チケット・オフィスでドゥオーモのクーポラ、ジョットの鐘楼、サン・ジョヴァンニの洗礼堂の共通入場券を買い、閉館時間が近づいているドゥオーモに慌てて入ったが、教会に入るのは無料だった。
ドゥオーモの中は予想どおりとても広かったが、ドームのフレスコ画以外の装飾は至ってシンプルだった。閉館時間が近づいているということで、警備のお兄さんたちが、列を作って後ろからあおってきた。
ドゥオーモから出て、適当に歩いてたどり着いたのはレプッブリカ広場。メリーゴーランドの横では、おじさんたちが音楽を演奏していた。
続いて、フィレンツェを代表するシニョーリア広場とヴェッキオ宮。この辺りまで歩いてくると、絵本の中を歩いているような不思議な気がしてくる。
シニョーリア広場からウフィッツ美術館の横を抜けて、アルノ川河畔に至る。写真はヴァザーリの回廊と呼ばれるウフィッツ美術館からピッティ宮殿まで続くメディチ家専用の通路の橋脚。
回廊の下からヴェッキオ橋が見えた。フィレンツェの観光名所ではあるが、お世辞にもカッコいいとは思えない。
ヴェッキオ橋から見えるドゥオーモ。フィレンツェでは、どこに行ってもドゥオーモが見える。見えると嬉しくなって、ついつい写真を撮ってしまう。
散歩して、ピッツァのファスト・フードで夕食を取ってホテルに帰ると19時。サンタ・マリア・ノヴェッラ教会もホテルもきれいにライトアップされていた。泊まっているのは4階(イタリア流には3階)の一番教会側の部屋。3階、5階に比べて天井が高いのがよく分かる。