ホテルで一休みした後、雨模様のローマの街を散策。最初に訪れたのはホテルから歩いて3分のとことにあるパンテオン。
パンテオンは世界最大の石造り建築で、現存するローマ建造物の中で最も完全な遺構。紀元前25年、初代ローマ皇帝の時代に建てられたが消失したため118年にハドリアヌス帝が再建した。建物は石組みではなく、ローマン・コンクリートと呼ばれる火山灰を主成分とするコンクリートで建てられている。
1900年の時の流れを感じさせる古びた外観とは異なり、教会内部は明るくきらびやか。ドーム中央の開口部が唯一の明かり取りのはずなのに、不思議と明るい。フロアの中央部にはロープの囲いがあって、入れないようになっていた。
主祭壇。観光客が騒がしくなると、教会の人がでてきて「サイレンス・プリーズ」
本人がパンテオンに埋葬するよう言い残したラファエッロの墓。ミケランジェロもここに埋葬されることを希望していたが、親族が遺体をフィレンツェに持ち帰り、サンタ・クローチェ教会に埋葬したとのこと。
イタリアを統一したヴィットリオ・エマヌエーレ二世のお墓。
正面の祭壇に向かう椅子に座って一休み。教会は椅子があるのがいい。
1900年の歳月を感じさせるパンテオンの裏側。