ビールを飲みながらおかみさんと語らい始める。
「夕陽はどうだった?」
「ダメだった。与那国では一度も綺麗な夕陽を見たことないんよ。」
「期待し過ぎなんだから。少しぐらい雲があっても、綺麗な夕陽だったって思いなさいよ。」
「いやいや、そういう訳にはいかんわ。そう言えば、人面岩に行って来ましたよ。」
「どうだった?」
「昨日、見つけられなかったときは、何かゾクゾクする気がしたけど、今日、着いたら何にも感じんかった。」
「もう、本当に話を盛り下げるんだから。楽しいこと、夢のある話をして、盛り上げてよ。」
などとアホな話しをている間に、何人かが帰って来て、話し盛り下げ男も入れておもろの夜は更けて行った。
おめでとうございます。